師会 組織


2023年度(令和5年度)新役員

新代表理事ごあいさつ

東京都はり灸マッサージ師会には 

33年前に 府中支部の会員として入会しました。

 

代表理事という責任ある大役に就任するにあたり

身の引き締まるおもいです

知識も才能もありませんが、全力でつとめますので

よろしくお願い致します。

 

医療保険申請、介護事業が主力事業ですが

優秀な理事と勇泉のスタッフ、事務のかたに恵まれ感謝しています。

 

新型コロナ感染症の扱いも5類相当に引き下げられ、

人のうごきも活発になるでしょう。

 

患者さん、利用者さんが我々の所へ来てもらえるように

頑張りたいと思います。

 

どうぞ皆様の知識と力を貸してください。

 

一般社団法人 東京都はり灸マッサージ師会

代表理事 作馬 哲夫

 

 

2023年5月21日の総会及び第1回理事会において新たな役員が決定いたしました。

 

代表理事  作馬 哲夫 

副代表理事 佐竹 公一

理事    田中 智人

理事    渡邊 昌勝

監事    宇都宮明人

(※会長、副会長の呼称は廃止となりました)

 


沿 革


戦後の創成期 三多摩鍼灸あんまマッサージ指圧師会連合会、略称(三療連)時代

昭和23年~昭和31年  8年間

 昭和23年、影山仲治(府中)・柴田玉次郎(武蔵野)・篠塚ツジ(調布)等が免許の所轄官庁変更に伴う書き換えなどで立川市南公会堂に集まり講習会を始めた、これが三療連合会の「ともしび」になりました。
 いち早く医療保険の取り扱いを始め、医師の少ない時代に都民の健康、脳卒中や傷痍軍人のリハビリに貢献しました。
 創立15周年記念集会は小澤計馬、25周年は井上新月両会長にて開催、35周年は昭和58年9月に佐藤仁作会長により立川平安閣で、45周年は平成6年10月に大塚芳孝会長により府中大国魂神社にて挙行されました。
 この間、昭和31年に結成された東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会に合流し三多摩ブロックになりました。
 会の大きな力になっている西多摩支部の生い立ちは古く、江戸と甲府・秩父などの交通の要所青梅に「あん摩師・鍼灸師西多摩地区同盟」が明治42年に結成されました。昭和16年に青梅鍼灸あん摩師会(会長並木清蔵)が結成され、昭和58年に西多摩鍼灸マッサージ指圧師会に改名しました。平成13年11月に60周年記念祝賀会が福生市の幸楽園で開かれ、野沢市長・石川代議士、野村・臼井・林田都議会議員・本間聖明園長が参列され盛大に挙行されました。

東京都鍼灸あんまマッサージ指圧師会・三多摩ブロック時代

和31年~平成10年  43年間

 東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会での活動
 昭和31年、三療連は東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会(都師会)に加入し、三多摩ブロックとして発足、学術向上のための互療会を組織、医療保険による施術、親睦を深める定例の研修旅行会などを主な活動の柱として業友を結集してきました。
 この間、社団法人東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会の副会長として井上新月・故佐藤仁作・故大塚芳孝らが社団法人発展のため大きな役割を果たしました。
 現会長の堀江靜男は広報局次長・経営指導局次長として活躍し、さらには全日本鍼灸マッサージ師会広報局長として全国業界の発展のため尽力しました。現副会長の吉原基恵も経営指導局次長としての役割を果たしました。

 市町村の施術助成による活動
 また各行政と協力して施術助成券・医療券などの発行を促し、市民の要望に応えました。
 府中市での医療券の利用は最高時年間 7,000万円に達し、市民の健康増進・病気予防としては勿論、視覚障害者対策としても有効でありました。
 また青梅・羽村・福生・あきる野市は難病(パーキンソン・筋ジストロフー・リウマチ等)障害者・難病の機能回復訓練券の制度を確立して今でも活躍しています。
 八王子市・多摩市などもそれぞれの特色を生かした制度をつくり、健康増進・病気予防に一定の貢献をしています。

 ボランティア活動
 この間、西多摩支部・府中支部の老人ホーム、老人会などへのボランティア活動は盛況で、すでに30年を数えています。

 はり灸マッサージ師の在宅ケア活動
 平成6年、八王子支部は医療保険を活用したマッサージ師の在宅ケア活動を東京ではじめて組織的に開始、現在では全都から若い会員70余名を結集し年間保険請求額が2億円を超え、東京都の業界団体として最高水準に達しました。

新しい三療師像を求めて-新東京はり灸マッサージ師会の時代

平成10年~14年  4年間

 東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会脱退と新組織結成の経過
 
 平成10年4月26日、定期総会で三多摩ブロック(三療連会長大塚芳孝)は社団法人東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会を脱退宣言し、新組織設立を提案し満場一致で可決しました。しかし翌月5月3日、大塚会長が突然、脳内出血で倒れ再起不能になりました。
 5月14日に準備していた支部長会議を急遽「新組織設立準備会」に再編、下田西多摩支部長を議長とし新組織の名称を新東京はり灸マッサージ師会とし、基本7項目を確認しました。
 八王子支部在宅ケア部で使用していた八王子市初沢町の住居を事務所とし、役員には会長堀江靜男、副会長吉原基恵・下田昭雄、事務局長に根本文彦、財務局長に小牧進を推薦し、7月12日(日)午後5時より東京都障害スポーツセンターで設立総会を開くことを決定しました。
 その結果、東洋医家の「大道団結」・医療関係者との「相互理解」をスローガンに設立総会を開き、基本路線と役員体制が承認されました。

 全国業友との交流と団結
 全国組織である全日本鍼灸マッサージ師会をはじめ大阪・京都・愛媛・神奈川など全国道府県師会、日本東洋医学系物理療法学会などと情報の共有をはかり、医療保険事業・介護保険事業へ参加し「普通の言葉」で医療・介護関係者と交流親睦を深めることが出来ました。
 平成11年、九段会館で開催された第25回日東医東京学術大会は担当都道府県師会の社団法人東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会が協力しないため、新東京はり灸マッサージ師会が担当し、堀江靜男が企画委員長と実行委員長となり東京都知事、厚生省との協力を得て成功に導きました。

 行政と連携、都民の要望に応える
 会員の諸権利(医療保険の請求・医療助成の取扱・駐車禁止除外ステッカーの交付)は各行政によく理解を得て社団法人とほぼ同じになり、当初の目標は達せられました。
 在宅ケア活動で証明済みの「はり灸マッサージ(三療)」を疾病予防・介護進展防止や中枢神経の障害による筋のマヒ・関節の拘縮の改善を通所介護事業に取り入れ社会貢献が出来ることを確信、東京都に平成12年4月に申請、認可を得ました。
 ほぼ10年の寝たきり「ゼロ」をめざす在宅マッサージと満3年の通所介護での機能回復訓練は都民に喜ばれ、要望が膨らんでいます。
 この成果を客観化する統計・記録の実務をすることが課題となっています

日本初の中間法人の三療師会として 有限責任中間法人・東京都はり灸マッサージ師会

平成14年4月28日~

 平成14年4月28日、任意団体だった新東京はり灸マッサージ師会を定例総会で解散、有限責任中間法人東京都はり灸マッサージ師会の設立を決議しました。
 師会の役割は (1)三療師が働ける環境づくり (2)国民の期待に応える学術を高める活動 (3)事実を伝え現状認識の一致、問題提起の広報活動。

 (1)三療師が働ける環境づくり
 懸案であった東京都との間に、施術の医療助成・はり灸の生活保護指定施術所の団体協定を獲得し、東京都の福祉政策に一定の役割をはたしています。
 各支部に在宅担当者をつくり、三療師の在宅ケアネットワークを区市町村につくり都民の利便を計っています。
 八王子市清掃工場の余熱利用の温泉に無免許マッサージの導入の動きがありましたが、市の地域医療課との話し合いで「本物のマッサージ」をすること説明、支部が責任を持つマッサージルームを作り、現在では視覚障害者がその任を十二分にはたしています。
 中間法人による介護事業は都道府県一法人だけに認可されるようになりました。中間法人初の通所介護は三療の力が利用者の機能回復はもちろん、うつ症状の方々にも大きな効果が発揮できることを実感しています。
 また市民の「後押し」で2番目の通所事業所を立ち上げることが出来ました。第3.4.5の事業所建設のための準備をしています。

 (2)国民の期待に応える学術を高める活動
 学術向上のために三療を一体として追求して30年になる日本東洋医学系物理療法学会での活動を中心に、各支部の自主的生涯学習計画を後援するスタイルの定着を計り、毎年3百名規模の学術講習会を開いています。
 主なものは11年11月の上級救急救命講座に53名参加・12年9月山西医師による在宅治療について32名・12年11月の辻脳神経外科医の脳血管障害について50名、うかい鳥山での医療介護関係者との交流会55名、13年3月東洋医科フォーラム医療保険活用の在宅マッサージは74名、埼玉県立がんセンター吉原理学療法士講演会に45名等があります。
 法人になって大阪芦原病院リハビリテーション科長・木村喜三郎氏の講演会に引き継がれ80名を超える盛況でした。
 師会として恒常的な学究場として東京三療大学(仮称)の開設を計画しています。

 (3)事実を伝え現状認識の一致・問題提起の広報活動
 広報活動の中心は会報「癒心往来」の定期的発行を保障することでした。創立5年で30号の会報を発行してきました。
 その時々の大きな行動を1面に掲載し、大まかな活動の流れがわかるようにしています。
 会報の「癒心往来」はその名の通り、他に類のない三療の「癒し」つつ「治療」している出来事を会員・全国の師会・行政関係などに配布して大きな力を発揮しています。
 また世界・全国・東京都や地域の関係諸問題を掲載し論議を深めています。

 これからの課題  
 医療保険活用の施術である在宅ケア活動は対象者を広げ新会員・新卒三療師の職域を確保拡充しています。
 寝たきり「ゼロ」を目標に医療介護関係者との連携活動にもかかわらず、医学的社会的常識から逸脱した施術、保険請求が一部にありま。地域リハビリの一環を担うマッサージ師の在宅活動は医学的社会的常識をまもり、国民の信頼をさらに得ることが大切であり、急務の課題となりました。
 平成11年7月保険局声明をさらに発展させ、平成15年4月に保険審査基準を見直しました。
 通所介護事業では利用者も施術者も納得できる治療を目標に、スタッフ全員が頑張っています。
 伝統を引き継ぎ、新たに合意された学術を素直に学び、真の三療師の養成が大きな課題となってきています。
 特に全国的に養成学校が乱立し、現状で全国レベルでの生涯教育が重要になってきています。
 会員すべてが、患者の苦しみを少しでも和らげるため「額に汗して指先から患者にその想いが伝わる」姿勢と、三療師の理想を高く掲げてこそ、これからの事業になるでしょう。

 

一般社団法人 東京都はり灸マッサージ師会時代

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